第3回:環境フロンティア部門地域交流賞

愛知県立一宮商業高等学校一商Shop Re−Cubic

愛知県立一宮商業高等学校 
一商Shop Re−Cubic
森 三喜男氏

事業所名 愛知県立一宮商業高等学校一商Shop Re−Cubic
代表者名 森 三喜男 (もり みきお)
事業内容 商業高等学校
事業所
所在地
愛知県一宮市文京2丁目1−7
連絡先
TEL
0586−73−7191
設立年 学校設立 昭和13年
一商Shop Re−Cubic開店平成15年7月
従業員数 61名(2005年3月現在)
ホームページ http://www.ichinomiya-ch.aichi-c.ed.jp/
E-mail  

受賞者メッセージ

本校は、1938年に設立され本年で67年を迎え、愛知県西部・尾張地区の北部に位置している伝統ある商業高等学校です。近年、全国の商業高等学校では、商店街における空き店舗を利用したさまざまな店舗経営活動の取組が行われています。その中で、本校の店舗活動が今回評価され受賞できたことを関係者一同大変喜んでおります。
 本校の店舗活動の実施は、地元商店街、商工会議所、さらにはNECリース鰍ネど関係機関のご協力やご支援がなければ、不可能でした。また、地域の多くの方々に本校の生徒を温かく受け入れていただきました。関係者・地域の方々に心より感謝しております。
 今後は、単に「リユースパソコン販売」だけではなく、環境問題、地域交流、国際交流をテーマにさらに活動範囲を広げていき、次世代を担う若き世代を育てるとともに、地域貢献・国際貢献ができる活動をしていきたいと考えております。

受賞理由

愛知県立一宮商業高等学校(一商Shop Re-Cubic:愛知県)

同校店舗部が、一宮市商工会議所のインキュベータ支援事業との連携やNECリースの中古パソコン提供・技術指導の協力を得て、中古パソコンショップ「一商shopRe-Cubic」 を運営している。
 この活動により生徒の環境意識向上や物を大切にする心を養うことができるとともに、地域連携、経営・販売実習のほか、情報処理技術者として必要なハード面での知識・技術の習得ができている。

環境経営の取り組み

環境経営の取組

「一石四鳥」?

まずはじめに、この活動の目的は4つあります。当初の目的は「生徒の販売実習」でした。現在多くの学校において「インターンシップ」として「職場実習」が行われています。しかし、短期間においての実習では、高校生が学べるものは大変少ない。そこで、常設の店舗を学校が設置することにより、いつでも実習が可能な状況を作り出す試みが店舗活動の出発点でした。
 実習をさせるだけでよいのか、商業高校らいしい取組は、更には時代が求めているものはと、色々と課題がありました。そこで、本校の店舗活動においては、下記のような「一石四鳥」になる活動としました。

1 販売実習

1点目は、当初の目的の通り、「実習」です。本校店舗活動は、「販売実習」ですが、「インターンシップ」とは違い、生徒自身が考え、販売準備をし、販売に臨みます。更に、本校の活動で大きな成果をあげた点は、商品の価格が「高額」という点です。他校の「販売実習」の取扱商品はほとんどが単価は低い食品ですが、本校ではリユースのパソコンを扱い、単価は最低でも1万円以上です。その場合、高校生だからといって、顧客は御祝儀で買い物をするわけではありません。この真剣な「顧客」に対する接客能力が非常に生徒の実践力を身につけるものとなった。

2 地域連携

2点目は、地域交流による「地域力」を引き出した点です。これは、今回受賞できた柱のうちの1つです。平成15年度の活動では、商工会議所や商店街が、更には地域住民が温かく高校生を迎えてくれました。また、高校生の接客マナー等に関して、各種企業の方や学校関係者が店舗を訪れ、温かく指導していただけました。このことにより、「地域が育てる」という「力」を感じることができました。

3 環境問題

3点目は、環境に関する意識改革ができた点です。今日、パソコンは生活の一部になっており、毎日のように新製品が誕生し、現製品がどんどん陳腐化しています。しかし、正しい知識が消費者に浸透をしていません。陳腐化した製品が本当に使えないのでしょうか。答えは「No」です。本校が取り扱うリユースパソコンを紹介・販売することにより、広く消費者・地域住民の方々へ、「リユース」パソコンの活用方法を紹介できたと思っています。これは、「陳腐化した製品=ごみ」という今までの概念を覆し、環境問題を真剣に考えることにつなげることができました。

4 情報処理教育

4点目は、パソコンのハード面の知識・技術の習得という点です。今回「リユース活動」を実践する中で、パソコンのハード面での知識・技術の習得が大きな課題となりました。商業高校ではソフト知識としての学習活動は実施をするが、ハード面での実習は少ないため、トラブルに関しての処置能力は殆どありませんでした。しかし、このハード面の学習により、実習を行う事により、ハード面でのトラブルシューティングに対処する技術習得もできるようになりました。このことは、今後の商業高校での情報処理教育を大きく変えていくことと思います。現在、企業内においては、複数台のパソコンが毎日稼動をしています。しかし、その中の1台が止まることにより、大きな損害を被ることがあります。その折に、すぐに修理できる人材がいるでしょうか。こんな場面において活躍できる人材を育てていきたいと思っています。

受賞を契機として

今後

今後も、環境活動・地域貢献活動を地元の小学校・中学校などに呼びかけ、地域商店街・地域住民と連携をして活動を行っていきたいと考えております。今後も、本校の教育活動をご支援、ご指導いただきますようお願い申し上げます。