第3回:環境フロンティア部門独創的環境プロジェクト賞
ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)
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ジャパン・フォー・サステナビリティ |
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受賞者メッセージ
この度、第3回日本環境経営大賞の環境フロンティア部門で受賞することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。私たちは設立3年たらずのまだ若いNGOで、このような栄えある賞をいただくことができたのは望外の喜びです。「日本の環境への取組を英語で世界に発信し、持続可能な日本のビジョンを作る」ことが私たちのミッションですが、同様の活動を行っている団体は私たちの知る限りは日本になく、取組のユニークさをフロンティアとして評価していただいたのかもしれません。
ジャパン・フォー・サステナビリティの活動はまだ端緒についたばかりです。市民ボランティアやスタッフの方たちと日々試行錯誤しながら取り組んできましたし、今後も組織のあり方は進化していくと思います。
受賞の喜びをみんなで分かち合い、励みとし、私たち自身がよりすぐれた環境経営を模索していきたいと考えます。ありがとうございました。
受賞理由
ジャパン・フォー・サステナビリティ
(世界に向けた日本の環境情報の発信と環境コミュニケーションの推進:神奈川県)
企業、政府、自治体、NGOなど日本で環境や持続可能性に取り組んでいる様々なセクターの情報を、世界中に発信している。日本の先進的な環境活動や環境情報を英語と日本語で提供するウェブサイトを運営しており、約1万3千件/月のアクセスがある。さらに、環境オピニオンリーダーを含む世界168カ国、5000人以上に、日本の動きをまとめた英文環境メールニュースを配信、海外から毎月約30件のフィードバックを得るなど、日本における海外との環境グローバルコミュニケーションの窓口としても機能している。
環境経営の取り組み
取組内容と成果等
JFSは、
1)日本から世界へ環境や持続可能性の取り組みを情報発信すること、それに対する海外からの感想や意見を伝えることで、日本の活動をさらに加速させること
2)持続可能な社会を掘り下げて考え、日本のビジョンと、それを測るモノサシ=指標を創ることこの2つを活動の柱とし、多様な価値が出会い、人々が共に学ぶ場を創り、日本と世界の持続可能な未来に向けた変化を生み出すことを目指す、市民の手による新しい組織です。
「もったいない」に象徴されるように、日本には昔から、ものを大切にする知恵がありました。現代でも市民、NGO、企業、行政などがさまざまな環境や持続可能性への取り組みを行っています。しかし、個々の取り組みをひとつにつなげる「日本の未来像」が描かれておらず、国際社会に対する情報発信も乏しいことが課題だとJFSは認識しています。今は日本と世界をつなぐ小さな窓ですが、この窓は多くの市民の参画により、持続可能な社会を作るためのプラットフォームに育つと確信しています。
日本の先進的な環境情報を英語で世界に発信する”情報データベース“
http://www.japanfs.org/db/index.html
●JFSウェブサイトの情報データベース(Information Center)には、持続可能な社会へ向けて展開されている日本のさまざまな取り組みに関する約900件の記事情報が日本語と英語で登録されています。
たとえば、
- エネルギー、交通輸送、脱物質化などに関する新しい環境技術
- 競争力強化にもつながる、企業の環境活動や社会貢献
- 持続可能な社会を築くために努力している個人や団体、自治体などのさまざまなアプローチ
●JFSウェブサイトには、環境や持続可能性に役立つ知恵・気づきを促す日本発の英語コンテンツも満載です。 石川県立大学 高月紘先生の「環境マンガ」(High Moon Gallery)、ユニバーサルデザイン研究所赤池学氏の「Toward a Century of Japanese Value」、石川英輔氏の「大江戸エコロジー事情(抜粋)」 など。また、英語で入手できる日本の環境基礎情報やリンク集も充実しています。
世界174カ国5500人以上に届けている”英文環境メールニュース”
http://www.japanfs.org/en/newsletter/index.html
●日本の最新の環境や持続可能性に関する動きを、世界中のキーパーソン、関心の高い研究機関、政府、NGO、企業の人々など5500人以上に、毎月1回ダイレクトに届けています。「今日本では何がホットなのか」「日本はどこへ向かおうとしているのか」という全体像を伝えるとともに、自治体や企業の取り組みを深く紹介することで、実際に物事を動かそうとしている世界の人々に役立ちたいと思っています。
誰でも無料で登録でき、バックナンバーはウェブに掲載しています。読者からは「ゼロエミッションに向けた取り組みはとても面白く参考になった。」「自分の国がどのように取り組むべきかをJFSから学んでいます。」「JFSのニュースを授業で使っています。」などの声が寄せられ好評を得ています。メールニュースで取り上げた活動は、海外のウェブサイトに転載されたり、配信国の言語に翻訳されて様々なメディアで紹介されることも増えています。情報発信だけでなく、海外から日本へのフィードバックや問い合わせの窓口となり双方向のコミュニケーションを支援しています。
(写真キャプション:エコプロダクツ展では毎年英語ツアーを実施して日本の環境情報を直接伝えています。)
持続可能な日本のビジョンを描く”指標プロジェクト”
http://www.japanfs.org/ja/view/index.html
●持続可能性(サステナビリティ)とは何でしょうか?
地球に生きる無数の生命、世界で暮らす60数億の人々、一つひとつ、一人ひとりがつながって共に生きる。過去から未来へ、次の世代へ、いのち、くらし、自然、文化を引き継ぎ、渡していく。― 持続可能な日本のビジョンを描き、「環境」「経済」「社会」「個人」の4つの軸で、現在とのギャップを測る指標(モノサシ)を、市民が自らで考えよう、という活動が指標プロジェクトです。継続して勉強会を行い、成果を発表することで問題提起をしていきます。
多様な主体による、それぞれの思いを育てる活動
●JFSの活動を担っているのは、国内外約300名のボランティアです。情報データベース記事の掲載、指標プロジェクトの他、様々なプロジェクトごとに関心のあるボランティアが集まってチームを作り、インターネットを通じて活動します。年齢や住まいや職業など多種多様なメンバーが、チームのミッションに従って自主的に運営方針を決め、作業の流れや他チームとの連携などを常に改善しながら、活動を広げています。そして、海外の要望に応え江戸時代のくらしを紹介する大江戸プロジェクトや、学生の視点で目指す未来を語り合う日米環境会議など様々なプロジェクトが生まれています。JFSの活動は、ボランティア一人ひとりにとって、環境や持続可能性、情報発信やコミュニケーションに関する学びや気づきを促すきっかけとなり、成長していく場でもあるのです。
(図キャプション:JFSボランティアの活動プロセス)

