第3回:環境経営部門環境経営優秀賞

佐川急便株式会社

代表取締役
 栗和田 栄一 様

事業所名 佐川急便株式会社
代表者名 代表取締役 栗和田 榮一
事業内容 宅配便など各種輸送にかかわる事業
事業所
所在地
京都市南区上鳥羽角田町68番地
連絡先
TEL
075-691-6500(代表)
設立年 1957(昭和32)年3月
従業員数 (2004年3月現在):31,415人
資本金 110億円
ホームページ http://www.sagawa-exp.co.jp

受賞者メッセージ

当社は「すべての人々に『選ばれる』、佐川急便グループでありたい」を経営ビジョンに掲げております。持続的成長をさせていただくために、公道を利用し物流業を営んでいる企業といたしまして安全への取組、環境への取組が重要であると考えております。
 環境への取組に関しましては、天然ガス自動車の大量導入を始め、アイドリングストップ等、様々な対策を推進しております。当グループ全体で取り組む環境保全活動の項目を定めた「佐川急便環境行動」は、2003年3月より環境保全に対する意識の高揚を目的として制定しました。環境保全に対する取組は一人ひとりが意識を持ち、業務中だけでなく家庭でも実行することにより、より大きな効果が生まれると考えております。次世代への環境教育も力を入れており、行政等からの依頼により開催している小学校での環境授業、各種イベントを通して啓発を行っております。
 今回、「環境経営優秀賞」を受賞したことにより、社員の士気がより高まり活動を広く深く推進していく事に繋がると確信しております。ありがとうございました。

受賞理由

佐川急便株式会社(京都府)

CO2排出量削減の取組として2003年5月にWWFの「クライメート・セイバーズ・プログラム」へ参加し、2002年度1年間のCO2排出量を燃料消費量・電力消費量から検証、「2012年度までにCO2総排出量を2002年度に比べて6%削減する」という目標を揚げている。この達成のため2012年度までに天然ガス自動車を7,000台を導入予定、また、モーダルシフトの一環として、日本貨物鉄道鰍ニ共同開発した特急コンテナ列車「スーパーレールカーゴ」の運行を2004年3月に開始した。そのほか、実施率98.5%にも上る「アイドリングストップ゚運動」や「ハブセンター」設置による物流効率化や環境配慮型車両の開発・導入など徹底したCO2削減に取り組む。
 日本オリンピック委員会の環境パートナー活動をはじめとして、セミナーや講演会への参加、イベントへの出展など環境コミュニケーションにも積極的である。

環境経営の取り組み

環境経営の取組

環境は企業の生命線であります。トラックを主な輸送手段とする総合物流企業として、環境問題に取り組むことが、化石燃料を消費して排気ガスを排出している当社の義務であり企業の社会的責任(CSR)であると考えています。
環境対策にはまず、現状を正しく分析する事が大切であり、今ある環境リスクの把握が第一歩となります。そこで2003年、WWFのクライメート・セイバーズ・プログラムへの参加を決めました。同プログラムは、先進的な環境対策を進めている世界の様々な企業に向けて、より高い目標での温室効果ガス削減を呼びかけている取り組みで最大の特徴は排出削減目標を第三者によって検証・認証が行われるという点になります。この取り組みによりあらゆるステークホルダーの方に企業の自主的な取り組みへの透明性と信頼性を示す事ができ、社内に対しても環境保全に対する意識の向上が期待できます。

共同記者発表会 天然ガススタンド

当社のクライメート・セイバーズ・プログラムの削減の手法でもあります、天然ガス自動車の導入は、本業における主な取り組みの一つであります。2005年 3月現在、天然ガス自動車2,197台導入しております。環境負荷の少ないトラックに移行していくことにより、環境負荷が継続的に低減されていきます。又、現在は天然ガス自動車を導入していくためにはまだまだインフラが整っていないので、東京・名古屋・大阪に自家用天然ガススタンドを設置し大量導入をサポートしております。2005年3月現在で全国に6ヶ所のスタンドを設置しています。

スーパーレースカーゴ

また「グリーン物流」といった「環境負荷の小さい交通への転換」がポイントになると考えられます。当社が昨年3月から運行しているスーパーレールカーゴは、東京〜大阪間のトラック輸送の1割に相当する1日10tトラック56台分の宅配貨物を鉄道に切り替えています。

アイドリングストップ 制服

そして全社をあげて環境保全活動を行っていくために1番必要な事は、社員一人ひとりがその重要性を認識することです。日常業務の中で励行していることにアイドリング・ストップがありますが、約99%の履行率となっております。社員が着用する半袖、長袖の制服にペットボトルを再利用した繊維(再生ポリエステル)を使用している「エコ・ユニフォーム」を導入するなど、身近なところから出来る事を行っています。

クリーンアップデー さがわの森

当社グループ全体で取り組む環境保全活動の項目を定めた「佐川急便環境行動」は、2003年3月より環境保全に対する意識の高揚を目的として制定しました。活動内容は、アイドリング・ストップを完全実施するために、毎月検証強化日を定め、街頭で「キー抜き」の検証と指導を行うほか、地域清掃活動などを行うクリーンアップデー、グリーン運動、当社保有林(高知・土佐山田)での「さがわの森」環境研修等月毎の項目を策定し、今年度も新たな項目を追加し活動しております。

社内の中だけではなくあらゆるステークホルダーの皆様との意見交換や議論を行い、豊かな社会形成に貢献するために第1回ステークホルダーダイヤログを昨年10月に開催致しました。今年度も開催を予定しております。

イベント 交通安全教室

これからも社会環境報告書の作成・配付、各種イベントへの参加、小学校での交通安全教室等、行政・地域の方々と協力し持続可能な社会作りを目指していきます。